小児科診療について
小児科専門医による診察を行っています。
診療時間 毎週木曜日 午前10:00~12:00 午後13:00~15:00
ワクチンについてやアレルギーなど、子育てに関するいろいろなご相談は、小児科専門医がお答えします。
当日ご準備いただくとスムーズに診察いただけます。
○母子手帳 ○保険証
保護者の方には様々な不安があると思います。
接種スケジュールはどうしたらいいかわからない。
ワクチンは必要最低限しか打ちたくない。
など、沢山の疑問やご要望をお持ちのお母様方がいらっしゃると思います。
当医院ではそれらのお悩みに、小児科専門医がご相談にのります。
お気軽にお電話にてご予約下さい
078-739-2552
ワクチン接種のワンポイント
現在、流行し重症化しやすい病気のワクチン接種を優先する。
受けられる時期(生後2か月)が来たら、すぐ小児科医を受診する。
効率的な受け方を考えて、同時接種可能なワクチンはまとめる。
ワクチン接種についてわからない事は、小児科医に相談する。
ワクチン例(下記にないワクチンも対応できます)
- B型肝炎ワクチン
B型肝炎や将来の肝臓がんを予防します。
【症状】身体のだるさ、発熱、かぜに似た症状です。その後、黄疸が発生します。
【接種時期】通常は生後1~2か月から接種を始めるのがおすすめです。
女児は11歳頃に、HPVワクチンとの同時接種も可能です。 - ロタウイルスワクチン
ロタウイルス感染症(ロタウイルスが原因の嘔吐・下痢)
【症状】発熱、腹痛、嘔吐など。
【接種時期】
他のワクチンなどとの同時接種を考慮して、生後2か月からが最適と考えられています。
ロタウイルスは感染力が非常に強いのが特徴です。5歳までにほぼすべての子どもがロタウイルスに感染するといわれています。
感染した場合に発熱、腹痛、嘔吐などの症状を防いだり、軽くしたりする効果があります。
嘔吐下痢症の重症例(入院など)を約90%減らします。 - ヒブワクチン
ヒブ(インフルエンザ菌b型:Hib)感染症(特にこの菌による細菌性髄膜炎と喉頭蓋炎)
【接種時期】生後2か月から接種できます。
初回の接種月齢・年齢によって接種間隔・回数が異なります。
ヒブワクチンは重要ワクチンの一つで、WHO(世界保健機関)が、定期接種を推奨しています。 - 小児用肺炎球菌ワクチン(13価)
【予防する病気】小児の肺炎球菌感染症(細菌性髄膜炎、肺炎など)
【接種時期】生後2か月から接種できます。
小児用肺炎球菌ワクチンは重要ワクチンの一つで、WHO(世界保健機関)が、定期接種を推奨しています。
また、ワクチン接種により、重篤な肺炎球菌感染症にかかる可能性を95%以上減らすことができると言われています。
ヒブ、ロタウイルス、B型肝炎ワクチンなどとの同時接種がおすすめです。 - 四種混合(DPT-IPV)ワクチン・三種混合(DPT)ワクチン・二種混合(DT)ワクチン
【予防する病気】ジフテリア、百日せき、破傷風
【症状】ジフテリア 急な発熱や、のどの腫れなど
百日せき かぜの様な症状、特徴的な咳
破傷風 口が開かない、首筋が突っ張るから始まり、全身けいれんや呼吸困難など。
【接種時期】
1期:生後3か月から接種できます。3~8週間隔で3回、3回目の約1年後に4回目を接種します。
2期:11歳から、DTワクチンを1回接種します。
疾患にかかる人は少ないですが、ワクチンを受けてないと、たいへん重症になりやすい疾患です。生後3か月になったらできるだけ早く受ける事をお勧めします。 - MR(麻しん風しん混合)ワクチン
【予防する病気】麻しん、風しん
【症状】感染すると、風邪のような症状が現れます。39℃以上の高熱と発疹が出現します。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
【接種時期】
第1期:1歳代で1回接種できます。
第2期:小学校入学の前年(幼稚園や保育園の年長クラス)に1回接種します。 - おたふくかぜワクチン
【予防する病気】おたふくかぜ(ムンプス)
【症状】風邪のような咳、鼻水、発熱
耳の前下にある唾液腺である耳下腺や、下あごの下にある唾液腺・舌の下にある顎下腺が腫脹し、顔が腫れます。
【接種時期】通常おたふくかぜの好発年齢は2~5歳です。好発年齢以前の接種をおすすめします。 - 水痘(みずぼうそう)ワクチン
【予防する病気】水痘(みずぼうそう)
【症状】発熱、発疹、水ぶくれ
【接種時期】1歳から接種できます。2回接種が水痘(みずぼうそう)ワクチンの標準的な受け方です。 - 日本脳炎ワクチン
【予防する病気】日本脳炎
【症状】高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、光への過敏症、意識障害、けいれん等の中枢神経系障害(脳の障害)を生じます。ウイルスを持つ蚊に刺されることが原因です。
【接種時期】3歳からの接種が一般的で、3回の接種で基礎免疫をつけたことになります。
第2期:9~12歳に1回接種します。 - インフルエンザワクチン
【予防する病気】インフルエンザ
【症状】高熱や、関節痛、筋肉痛、頭痛などの他、全身倦怠感、食欲不振など。
【接種時期】1回目を接種し、およそ4週間あけて2回目を接種します。13歳以上は通常1回接種ですが、2回接種するとより効果的です。
ワクチンは毎年、流行するウイルスの型にあわせて作られています。前年に接種していても予防効果は殆どありません。原則として毎年接種しましょう。 - HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス)
将来の子宮頸がんなどを予防します。
【接種時期】ワクチン接種の推奨年齢は小学6年生~高校1年生とされています。 - A型肝炎ワクチン
【予防する病気】A型肝炎
【症状】疸、発熱、食欲不振、腹痛、下痢。ウイルス性肝炎の中では症状が強いタイプです。汚染された水や、食べ物から感染します。ウイルスは85度で2分間加熱すると死滅します。
【接種時期】1歳以上であれば初回後、2~4週間の間隔で2回目を接種し、その約半年後に3回目を接種します。